セーブが大事

■ 器の大きいアフロ

自分では、あんまり怒らないのがいいところ、なんて思っていたりする。
家族でドライブにでかけるやいなやディテ(嫁)さんが、
「あ!だっこヒモ忘れた!ごめん!」
「はいよぉ~」
車を引き返す。そして出発するも、
「あ!カギしめたっけ??ごめん!」
「はいよぉ~」
また車を引き返す。そしてそして出発するも、、、なんてことがあったとしても怒ったりしない自信があるのだ。
こんなことぐらいで「俺はなんて器が大きいんだ」と思ったりしている。

■ 器の小さいアフロ

この一学期が終わる時期、教師には大切な仕事がある。
評価…
一人一人の生徒の顔を思い浮かべながら、テストや提出率などのデータから所見を書いていく。
「130人か…」
吐きそうになる。一人一人書くのに時間がかかる。急かされても急いでも、遅々として進まない。
パソコンに延々とかぶりつくことになる。
「ねぇ、これなんのコード?」
とディテさんが聞いてきたのが、私の愛するPSvitaの充電アダプターであった。別に隠しているわけではないが、携帯電話の充電アダプターでもあるので、
「あ、俺のスマホの奴」
と答えた。
「そ、じゃぁ、今使っていないのよね」
プツン……フィーーン…
ファンが止まる音とともに、突然、画面に映し出された中学3年生の所見が、目の前から闇に消え去った。
「まじかよ…」
「え??あ?ごめん、違うコンセント抜いちゃった。」
そのコンセント、今めちゃくちゃ使ってるパーソナルコンピューター(PC)の奴なんですけど。
セーブしてないんですけど。
「セーブって…ぷっ」
笑いごっちゃないんですけど!!!
PCの暗い画面は、器の小さい男の表情を映し出していた。何も、言わずに。

セーブが大事」への2件のフィードバック

  1. セーブ、懐かしい言葉です。
    いままだ学生の私は、毎週のごとく課されるレポートのセーブに非常に敏感になっております。
    人生はリアルタイムオートセーブ方式ですね、いいのやら悪いのやら。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>