サザエさんvsアンパンマン。withハウルの動く城

サザエさんvsアンパンマン。withハウルの動く城

■ サザエさん症候群?何それ

サザエさん症候群とはよくいったもので、日曜の夕方になるとナーバスになるという人がいるらしい。
「あぁぁ…明日仕事(学校)だぁ、いやだなぁ」
というわけである。
笑ってしまうではないか。
私にはまったく縁遠い症候群である。
「はっ、サザエさん症候群?俺なんてアンパンマン症候群だぜ」
ちなみにテレビ信州での『アンパンマン』の放送時間は日曜午前5:30である。
もうイヤなのだ。仕事にいきたくないのである。逃げたい、逃げ出したい、逃げまくりたい!
この思考とまる一日戦って、月曜の朝を迎えるのだ。
長年のつき合いであるディテ(嫁)さんは、そんな私の気持をいち早く察して、何も言わなくても、
「ちょっと早くない?」
とツッコんでくる。そう、年々早くなっているのだ。

■ ハウルの動く城「ハウル」

いろは(娘・3歳なりたて)が3歳になったことだし映画でも観ようか、とドライブがてら車内でDVDを流していた。
演目は『ハウルの動く城』。いろはが選んだ。
すり切れるほど観て、特典映像の絵コンテでも観た私は、運転しながら耳から入ってくる音声だけで、頭の中に映像が再生されていく。
ばあばんちへの行き道で半分観て、帰り道、ついにあのシーンがやってきた。

【引用】
ソフィー「逃げましょう。戦ってはだめ!」
ハウル「なぜ?僕はもう十分逃げた。ようやく守らなければならないものができたんだ。
……君だ。

ソフィー「ハウル!ああっ…!」
【出典】『ハウルの動く城』

ただただ感動してたのもつかの間。
後部座席から、言葉のナイフが後頭部を貫いてきた。
「いやぁ、逃げてるよねぇ。アフロはぐいぐい逃げてるよねぇ。まだまだ守らなければいけないものがないのかしら。」
グサッ

■ ハウルの動く城「ソフィー」

「俺にもいるよ…君たちだ!!」
アンパンマン症候群の私は茶を濁すのでいっぱいいっぱいだったが、ソフィーが私を救ってくれた。

【引用】
カルシファー「引っ越し!?無茶だよ、あっちは空っぽだよ!」
ソフィー「だめ!あたしたちがここにいるかぎり、ハウルは戦うわ。
あのひとは弱虫がいいの。
【出典】『ハウルの動く城』

アフロ「ソフィーは等身大のハウルを愛してるんやなぁ。すごいなぁ。ええなぁ。」
ディテ「…なによ?」
アフロ「べつに…」
いろは「音、大きくして!」
ハウルの動く城、久石譲の名曲が、車内の沈黙をうめていった。