東京土産

東京土産
F1010210.jpg

いつのまにか一緒に寝ている。
間に挟まれている私のポーチに、なんだか埋めがたい二人の溝のようなものを感じる。

◆ 東京土産

友だちの息子が修学旅行で東京に行ってきたらしい。
一日目が終わったところでハガキを書いてきた。

お父さん、お母さん、いかがお過ごしですか?(中略)
僕は一日目をまんぴつしました。
二日目もまんぴつしてきます。
お土産、楽しみにしておいてください。

帰ってきたところでの親子の会話である。
「『まんぴつ』ってあんた(笑)」
「え!?『まんぴつ』じゃないの?」
「ちがうよ。『まんぴつ』じゃなくて『まんきつ』よ…かーわーいーい」
「うっせっ」
東京土産は東京タワーの置物だったそうだ。
「これ、自分の部屋に置いておきなよ」と友だち。
「いや、みんなに買ってきたからみんなの場所でいいよ♪」と息子。
「い…や、悪いって♪せっかくの思い出なんだから、自分の部屋に置いときなぁ!」ひかない友。
「いぃや、いいの♪みんなに買ってきたものだから(^-^)」さらにひかない子。
「あぁ…そぅお?」
友だちは語る。
「忘れた頃に部屋に置いてやるわっ」