変な待ちぼうけ?

変な待ちぼうけ?
ディテのハッピーバースディ
by:Pink Sherbet Photography

ディテ(嫁)には妹が三人いる。
私と結婚し、義理の妹が増えて四人の女たちの頂点に立っているのがディテだ。
結婚式でのお色直しは左手に二人、右手に二人と彼女たちを従え退場していったことが記憶に新しい。

■ 再サプライズ

先月誕生日を迎え、今年も無事年をとれたディテ(長女・アフロ嫁)。
彼女の妹ディテメグ(仮名・次女・以下「メグ」)から一通のメールが届いた。
「どうしよう…お姉様の誕生日をお祝いしないまま一ヶ月が経ってしまったことですのよ」
と、要は姉にサプライズを仕込みたいらしい。
なんともまぁ麗しき姉妹愛よ。
快くプランに賛同し、ついに当日を迎える。

■ 変な待ちぼうけ

ディテはメグと二人で旅行にいっていた。
鬼の居ぬ間になんとやらで、私はイタリアを舞台としたゲームをこっそり買い込み、夜通しピコピコやりまくる。
こっそり買ったことが見つかっても大丈夫。
NHKやらでイタリアの特集がやっているとすぐさま録画してしまうほどのイタリア好き。
ディテ「何?このゲーム」
アフロ「見覚えがあるやろ?ほらこの風景…」
ディテ「…はっ…これは、もしかして…ヴェネツィア…あぁ間違いないわ!」
アフロ「君が気に入ると思って買ったんだよ」
ディテ「まぁ♪なんて素敵なんでしょう♪♪」
と、なる算段である。
しかしこのゲームが面白すぎたのがいけない。
あっという間にサプライズ企画開始の一時間前だ。
15分で片付け、15分で企画の一部である手紙を書く。
待ち合わせは夕方6時。会場を予約&セッティングしたディテミヨ(仮名・四女・以下「ミヨ」)からメールが入る。
ミヨ「アフロちゃん!入るとき、お店の人にケーキもらって入場して!」
6時ぴったりにつくも、ディテの車はもうすでにあり、旅行を共にしていたメグはもちろん、ディテユキ(仮名・三女・以下「ユキ」)、ミヨ、そしてその相方の皆さんは到着しているようだ。
カランカラン
店に入り、店員さんに状況を話す。
店員「すみません。最後に食べるものと思い、まだケーキはトッピングしている最中なんですよ…あと、10分ぐらいだと思うのですが…」
しかたがない。出来るまでディテに見つからないように店内で隠れているしかない。
5分経過…まだケーキはこない。
10分経過…約束の時間だが…。
15分経過…自分のブログを携帯で読み尽くしたが、ケーキはまだだ。
30分経過…
したところで
店員「おまたせしました!」
ホールケーキを持って、みなのところにいく。
ディテが振り返り…
ディテ「……えっ!…」
一瞬、状況が把握できなかったらしい。
「「「ハッピバースディ トゥ ユゥ♪」」」

■ 感動の手紙

帰りの車。
ディテ「もう、妹たちにはやられちゃったわ」
そして会の途中に渡した手紙を車内であける。
ディテ「………ぐすん…」
アフロ「………」
ディテ「……ふぇぇぇん…」
アフロ「ど、どどどどうした」
ディテ「い、いい手紙で…」
アフロ「そ、そうか…よかったよかった…」
15分でパパっと書いた…なんて決していえない。
でもバレても大丈夫。
アフロ「いつも考えていることやから、サラっと書けたのさ♪」
ディテ「あ、あ、あ、アフロォォォォ♪」
となる算段だ。
そして家につき、部屋に入るなりディテは…
ディテ「なに?この見覚えのないゲームは…」
…後はご想像におまかせします。