パフェデートにクリーチャー

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ディテ(嫁)さんが仕事の手を休めるやいなや、突然首だけ回しこちらを向いた。
「今日は十五夜お月さんがキレイよね。だから…」
白玉の入ったパフェを食べに連れてけというのである。
私は組の仕事で酒が入っている。
「運転はできない」
というと、
「じゃあ…いこっ」
と、ディテさんの運転でファミレスに向かうことになった。
最近はいつも送り迎えをしてもらっているので、運転席のディテさんもだいぶ見慣れた…感謝しなければなとそんなことを考えていた矢先、
「ぷっ」
彼女はいきなり笑い出したのである。
私の心を読んだのか?そんな動揺を隠しつつ、
「どうした?」
と笑顔できく。
「車線変更で後方確認しようと思ったら、間違って上向いちゃった♪」
この人が酒を飲めないのは、常時アルコールが頭をまわっているせいじゃないかと思う。
そしてディテさんがまた口を開く。
「でさ、最近新婚らしい感じないよね?」
「長いもんな」
「そういうけど、まだ結婚して半年しか経ってないのよ?落ち着きすぎじゃない?」
うすうすディテさんは感じているのかもしれない。
私がたまにあなたのことを、女性として…というか人間として見れない、なんらかのクリーチャーというか、変な生き物、マスコットとしてしか見れないことがあるのを。