過酷トモダチコレクション

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任天堂の「トモダチコレクション」をやっている。
自分の友だちの顔を作り、誕生日から血液型、声色、性格にいたるまでデータを入力していく。
一番の住人は自分。
二番はもちろんアフロディテさんだ。
現在20人弱の友だちがアフロ島で一つ屋根の下、マンション内で暮らしている。
住人たちは「お腹が減った」とか「服が欲しい」とか「ゆうすけと友だちになりたい」とかをプレーヤーに要求してくる。
それをただただ解消していくゲームなのだが、妙にハマってしまうのだ。
そして今回は珍しく、ディテさんまでもがハマっている。
「ねぇ、私が服欲しいって言ってるよぉ」
「あげれば?」
「あれ?買ったのにあげられない…買えてなかったのかな?もう一回買おっ。あれ?」
「あげられへんの?…ってこれ男物やん!」
「あ、ほんとだ。じゃあこの浴衣にしよっかな♪ほいっと、あっ、あげられた☆」
無駄金を使われプンプンしているとき、事件が起こったのだ。
「ディテのことが気になります。告白してもよろしいでしょうか?」
ゲームの中でとはいえ、親友が僕の嫁に告白しようとしている。
どうしたらいいんだぁ!?
いやいや動揺しすぎやろ、俺。
ディテさんと自分の仲。
ゲームの中とはいえこの関係に割っては入れまい。
「では、どこで告白したらよいですか?」
公園っと。
「どんな言葉がいいと思いますか?」
ロマンチックっと。
「では行ってきます」
公園でロマンチックにって、なんてベタな。
親友ゆうすけは夜の公園でひざまずき、ここに書くのははばかられるような歯の浮くセリフで、うちの嫁さんに告白した。
答えを待つゆうすけ。と、現実世界の自分。
カメラは満月を大写しにし、嫁の答えは…
「こちらこそお願いします」
あ…あぁ…あっ
DSの画面の中で親友がクルクル回転しながらガッツポーズで飛び跳ねている。
なんだ?この画面の内と外の激しい温度差は。
普段は薄いDSの画面が、今日はやけに分厚く感じた夜であった。