子は父になり、父は子になる

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クセのようなものだ。
絨毯に落ちている毛を見つけると拾ってしまう。
次々に見つかると次々に拾いたくなってしまう。
何が快感なのかは判らないが、そういうあれがあるのかもしれない。
いったい何プレイだろう、これは。
このルーツはどこなのか?と力学的に考えていたのだが、意外にも簡単な心理学的結論に達した。
アフロ父である。
父は起きるたび枕に落ちた毛を拾っていた。
それはもう、数えるように。
1キビ、2キビ、サンッキビ、4キビ…
「ニキビ・ホクロは数えると増えるよ」
というが、髪も同じだと父は考えたのかもしれない。
唯物論的に「数えれば増える」という結論に父は達したが、
非常に残念なことに、増えたのは毛は毛でも抜け毛だったという…
これを悲劇といわずして何といおうか?(喜劇といおう)
人の話を聞いているのか聞いていないのか判らない。
即断即決、頑固野郎。
父親のようにはなるか!と思っていた時期もあった。
今は尊敬している。
そして今なら判る。
毛を一本一本拾っていくことで、小さくはあっても少しずつ綺麗になっていく枕。
快感である。
そして髪に対する思いも。
父の遺伝子を持っていることに喜びを感じる。
髪以外。