ねぇお願い。うんこして【3】

ねぇお願い。うんこして【3】
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シロキチの腸が通ったかどうか判らぬまま、はや四日。
しかし心配はしていない。
理由は簡単。
甘えてくるから。
猫はキツくなると死に場所を探すように人から離れていくような習性がある。
部屋の隅、暗く湿ったような場所で、隠れるように丸まり私をさけるシロキチを見ていると、少し前の自分をどついてやりたくなった。
私が仕事とか勉強をしていると、よくシロキチはわきの下から頭を突っ込んで膝にのってきた。
散々寝返りをうってフィットするポイントを見つけると、
「しゅー」
しょうがないからここで寝てあげる、みたいなタメ息をついてから眠りにおちるのである。
どいてっ、邪っ魔っ!
邪険に扱うんじゃなかった。
甘えてやシロキチ。
しんどいときこそお互い様やん。
猫はズルい生き物だと思う。
人が落ち込んでいるときは、
「私の知ったこっちゃないわよ」
という顔をしているくせにそばにいてくれ、
自分がツラいときは
「ほっといて」
カッコつけて隠れてしまう。
ズルい。ズルいけど、ズルいのは許す。
許すから、早くうんこをして。トイレじゃなくてもいいから…今回だけ。