アフロ家スタイル

アフロ家スタイル
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うちの実家にはトラップがしかけられている。
「新谷(仮名)んち行くんか?」
と父。
「これもっていけ」
酒を渡され
「おっ、ありがとう」
お礼を言うが裏を見ると写真の通りだ。
四年前の夏である。
四年前の夏…か…
無駄にセンチな気分にされたのに腹が立ちつつ、
「いや、無理やろ」
一家は胃が強いのかなんだか知らないが賞味期限に対してかなりおおらかなのだ。
「これは開けてないんやからイケるやろ?さすがに1月までのソーセージは捨てたけどな」
捨てたことを自慢げに話すが、無理です。
そしてそのソーセージは本当に見なくてよかった。
胃が強いで思い出した。
今日、母が帰ってきたのは20時15分。
「さ、はよ行くで」
颯爽と立ち上がる父の背中に
「どこいくん?」
「鈴蘭台のラーメン屋。8時半ラストオーダー9時閉店やねん」
家から鈴蘭台までは約15分…間に合わないだろう、と思いきや、
間に合うばかりか
「ごちそうさまでした」
8時45分であった。
移動時間、調理時間、食事時間、しめて30分…
胃が強いのか早食いすぎ。
何より久しぶりに家族揃っての食事が団欒ではないのがあれだが、
「うまかったなぁ」
「ほんまやねぇ」
これがアフロ家スタイルやね、と思う。