終わりの記憶はいつも…

終わりの記憶はいつも…
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モスライスバーガーのカルビ焼き肉を食べて今、
米だけ残った。
小学生以来気をつけていたことがある。
オカズと米の配分だ。
口に放り込みつつ、頭の中で
…おし、あとこのコロッケの端で残りのご飯がフィニッシュできるやろ…
とか考えているのである。
最近では意識せずともできていたので迂闊であった。
肉だけ残るならまだいい。
米だけというのがいけないのだ。
ピークエンドだかいう心理学の法則で、
人間、最後の記憶ほどよく残るものなのだ。
まったく贅沢な話で申し訳ないが、米もうまいけど肉で食事を終えかった、というのが私の本音である。
今、どこかで花火が上がって思い出した。
この時期、冬の花火は私にとって終わりを告げるものなのである。
昔付き合っていた彼女の浮気がキッカケで別れることになり、ちょこちょこ入ってきてしまう連絡もついに途絶え、寒さを独り噛みしめながら自転車をこいでいるところで、ふと見上げた夜空に大きいのが上がったのだ。
遅れて聞こえてくるあの音に心震わされ、花火上がる川に向かってまた自転車を走らせた。
別れた彼女のことをそのときの私は憎んでいた。
にもかかわらず、川辺に座り花火を見ながら思い出すのはきれいなものばかりで…。
気がつけば
「ありがとうございました」
とつぶやいていた。
同時に鼻がツーンとして目頭が熱くなったのを覚えている。
素敵な恋をたくさんしてきた。
付き合った人の数は多くないけれども、何千種類も、何万種類もの恋心を素敵な人と共有してきた。
そんな恋のキレイな思い出が、ふいに上がる花火やら目に移りゆくなにがしらを引き金に脳裏へと浮かび、ときに胸をしめつけてくる…
けれど…また恋をしてしまうのだ。
ほんとピークエンドの法則だかなんだか知らないが、やっかいでしょうがない。
やっぱり人間、悲しいが終わりの記憶はよく残るものらしい。
まぁ、終わりの記憶は始まりを告げる記憶だったりして、
今は新しい自分の新しい恋心にワクワクしていたりする。
あぁほんとに恋をしてる。
恋って、本当にいいものですね。
長いことお付き合いいただき、ありがとうございました。
またのお越しを心よりお待ちしております。