紅葉見に行コウヨウ

上高地明神池

タイトルで爆笑をさらった今日は、シュンと記事を書きます。

上高地に行って参りました。
色々なことに答えをいただけるかな…と思ったわけではないですが、
神降地、明神池、
人の心を映す神の池に、何が映されるのかを見てみたかったのです。

上高地はマイカー規制がされており、途中下車でバスに乗り換えて登ります。
上高地バスターミナルからは徒歩で明神池まで。
せせらぐ川の水は一点のくもりもなく澄みきり、森の空気はひんやりとして、すーっと鼻を抜けていきます。
それだけでも十分癒されたのですが、登山客の方とすれ違うたびする挨拶に何かあたたかいものを感じました。

中に「こんにち…わ」と私を上から下まで見ていく方がいて、そのとき初めて自分の格好がおかしいことに気づきました。

明神池に映し出された自分は、
ポールスミスの黒いジャケットに、片手には辞書。
神様も辞書片手に拝みに来た人間は初めてだったのではないでしょうか。
日曜の夕方、日が沈みかけているせいか、
明神池には私独りだけ。

しっかり両手ですくっているつもりでも、どうしても指の間からすり抜けていってしまうものがある。
やさしく、守るために包んだ掌で、いつのまにか愛しいものを握りつぶしてしまっていることがある。

どうすればいいのでしょう。
こんな独りよがりの話に神様が付き合ってくれるわけもなく、
ゆっくり日が沈んでしまい、辺りは薄暗くなってしまいました。

帰り道、同じく誰もいなく独り。
心地よかった川のせせらぎが、そら恐ろしいものに聞こえました。

今自分がここにいることを誰も知らない。
なら今急にいなくなってしまったら…

45分の帰り道が、暗くなってしまった森道がとても長く感じられ、
大の男が

「いない…いないよ…」

心の中で叫びながら、デコボコで見えない道を走るわけにもいかず、それでも急ぎ足で一歩一歩踏み進めます。

…もしかしたら間違ってるかも…

スターバックスに戻り、「あっ、こんばんはー」
知った顔の店員さんに会ったとき、やっと一息つけて、ふと思いました。

あぁ、しっかり映してくれたんかもしれん…。

ありがとうございました。

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