こんにちは?はじめまして?SM

こんにちは?はじめまして?SM
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家から駐車場が離れている。
不便このうえない。
が、意外にまんざらでもなく最近は気に入っている。
10分の散歩が好きだということもあるが、善光寺を横切ることになっていて、あの道が私は好きなのであろう。
善光寺はいつも横切るだけで参ることはなく、申し訳ないていどに頭を下げるだけなのだが、
今日は違った。
写真は善光寺の三門である。
こちらにきて六年目になるが、この三門は私が来てすぐか、その前からマスクをしていた。
修繕工事の完成予定日を見て、
「素顔を拝ませてもらうことはないのか…」
少し寂しい思いをしていたのだが、
今日いつものように会釈をし、ふと、三門に目を向けてみると、
『善光寺』の看板しか見えなかったはずの門が、畏怖堂々、
マスクをとって、こちらを眺めておいでであった。
見えない牛にひっぱられたのか、気がつくと私は門の前に立っていて、
「はじめましてでしたっけ?おひさしぶりでしたっけ?」
失礼なことをいいながら、どうしてだろう、
急に鼻の奥がツーンとして、目頭があつくなってきた。
この門と出逢えたのは、ある人と一緒にこちらの大学を受けると決めたからで、
今日この門と逢えたのは、ある人と一緒にいたくて、信州に居続けたからで…。
本当にこの門に出逢えてよかった。
そう思ったら、なんだかそんな心地になってしまったのだ。
このブログを書かなければ出逢えなかった人たち、
mixiをやっていなければ出逢えなかった人たち、
本を書かなければ出逢えなかった人たち、
塾に勤めなければ…
大学に入らなければ…
高校に、中学に、小学校に幼稚園に行っていなければ…
自分が生まれなければ出逢えなかった人たちがたくさんいる。
なんだか、とてつもない奇跡を感じながら門を眺めていると、
なんだか、そんな気持になってしまったのだ。
出逢えた奇跡に感謝すればするほど、別れのつらさに心締めつけられるが、
締められれば締められるほど、どれほど大切な出逢いだったのかが判ったりして複雑な、
今日はなんだか、そんな気分を味わっているのである。
ふと香ったキンモクセイに
「私はMでしょうか」
と訊いてみたが…返事はない。
最後までありがとうございました。